社会貢献と多様性            〜リワードショッピングを通して

2018年03月10日 17:13

毎年恒例のReward Shopping Program。

 

レッスン中にコツコツ発言してためたステッカーを

 garu (「つながる」からきています)というコインに変えて

お買い物をします。

みんなこのショッピングを楽しみに一年間頑張ってきてくれました。

 

今年はプレゼン後にしようと思いながら

諸事情のため急遽プレゼン直前に敢行!

 

クラス毎にお買い物をする初めての機会だったので

週後半クラスの商品がなくならないよう

頭を悩ましましたが、

むしろ商品が余る事態に。

 

最初にショッピングしてくれたクラスの子たちには

全クラスの買い物終了後、

不公平感のないよう、

クラス毎に商品を袋詰めにしてお渡ししました。

自分で選んでお買い物したかったでしょう...。

ごめんなさい!

 

多分?!いいアイデアが浮かんだので

来年はこの失敗を生かして、

さらに楽しいショッピングにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッピング中は大騒ぎ!

みんなの姿を写真におさめたかったのですが

無理ですねー。

 

このショッピングはお楽しみだけでなく

分け合う喜び、そして世界の多様性も知ってほしいと企画しています。

 

お買い物の前に必ず

世界のどこかで生きるのも困難な状況に陥っている人々の話をします。

昨年はシリアについて。

今年は世界の三大宗教のお話と絡めて

いまミャンマーで迫害されているロヒンギャの人々のことを

伝えました。

人々がしあわせに生きるためにある宗教が

苦しみや戦争の元になるという現実。

 

純粋な子供の心にはびっくりするようで

「なんで?」「ええ?」という

驚きの声が上がります。

 

その「おかしい」という気持ち、忘れないでほしいと思います。

 

まだお買い物できるのに

「寄付する!」とたくさんの子供がgaruコインを寄付してくれました。

 

今年はG849が集まりました。

今年は849x20=16980 garu

¥17,000をUNHCRに寄付させていただきました。

多様性は力です。

みんな違う、それが力になります。

世界中で広がる偏見や差別。

多くの戦争といった歴史を教訓として

これまでの社会ではこういった考えは

無知の象徴、恥ずべきものとして

戒められてきました。

 

ところが今社会ではトランプ大統領をはじめとして

排他的右派勢力が

力を持ち始めています。

 

最近アメリカ空軍士官学校で

人種差別的な落書きが見つかったそうです。

このビデオでは

アメリカ空軍士官学校の中将が

士官候補生に向けて話しています。

偏見や差別を絶対に許さないという、

力強いメッセージを

ご覧いただけます。

https://edition.cnn.com/videos/us/2017/09/29/jay-silveria-air-force-academy-cadets-full.youtube-usafaofficial

これこそがリーダーシップです。

 

人種や性別、宗教や生まれの背景が違うことが

我々の強さだと言っています。

一人一人の尊厳を敬い、

道徳的価値観を守る。

問題に正面から向き合う指導者、

日本でも今なかなか見ることができないですよね。

(2'30"ごろから)

 

日本では直面することの少ない多様性。

しかしながら、

多様性の強さを理解することなしに

世界を学ぶことはできないと私は思っています。

 

そして私は教養をつけることこそが

多様性の理解につながると思っています。

 

えいごだけを学ぶのは虚しい。

えいごは道具でしかないからです。

 

おうちでも是非色んなことに興味が持てるよう

お話する機会を作ってくださいね。

 

私自身は物語ばかりが好きでしたけれど、

世界に興味を持つには

図鑑、地図、歴史まんがなども

手元に置いておき、何かの機会のたびに

一緒に開いて見るのがオススメです。

 

Coach Mariko

 

 

 

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