創作文&エッセイ 子供たちの取り組みをご覧ください

2018年12月10日 23:21

毎年恒例になりました!

10月の末から

プレゼンテーションの準備を開始しています。


緊張感の中でも精一杯力を尽くすことで経験する

高揚感と達成感。


みんなで一緒に味わいましょう。


プレゼンは学べることに感謝しながら

一人一人の成長をお祝いするお祭りです。
 

これまでも


グループの発表内容については



絵本なども参考にすることはありますが、



そのまま使うものは一つもなく、



全てオリジナルバージョンにしてきました。

特に

小学校中学年〜高学年のお友達が挑戦する

高度なスピーチに関しては

「自らの力で物語やエッセイを作り上げること」を

第一にしています。


今回のメッセージでは

スピーチをする生徒達が

どのようにして英文で

創作文やエッセイを書いているかを

ご紹介したいと思います。



* * *


正直言って、

発表内容はこちらが準備したテキストを

覚えてもらって

それをスピーチしてもらえば

どんなに楽か!

と思います。。。笑


でも学習を

「自分のもの」にするためには

内容は自分で書いて決めるのが一番です。



自分が書いたこと、

そこに込めたメッセージを

人に伝えたい、

そういう気持ちでスピーチの練習をすると。。。



コーチの仕事は

励まし、

ビデオを作ってアプリに学習セットを入れて

スピーチの技術的なアドバイスをあげる以外に

ありません!



なぜかというと

こちらが何も言わなくても

一人一人が真剣に学習に取り組んでくれるからです。


これが学習のownershipです。


そのownershipを持っていただくために

文章を作り上げるプロセスには

色々な工夫を凝らしています。

 

この創作文活動を始めたのは4年前ですが、

「自分が生徒だったら、

どういう教材だったら、

楽しく自然に英作文に取り組めるか。。。」

そう考えて作ってきました。

 

では、今回は

3度目の創作文挑戦で

スラスラと自力で

最後までまとまりのあるストーリーに仕上げた

Konatsuちゃんにご協力頂いて

ご紹介していきます。

 

まず、

テーマと

誰が、どこで、いつ何をするかのイメージを広げます。

この時点ではタイトルは決めません。

そのあと左側の参考文をもとに

右のスペースに作文をしていきます。

左の文章は

今年度学習してきたテキストから

キーとなる重要文を

抜き出しています。

どの教材の

どのユニットのものか

わかるようにしてあるので

もし文章が理解できなくても、

テキストに一旦戻って

自力で確認することができます。

このように、

すでに学習した文を参考にし、

一部の言葉を変えつつ、作文します。

 

この時、

自分の書きたいストーリーに合う文章にするわけです。

ゼロから書くわけではないので

みなさん無理なく取り組めます。

キーセンテンスによっては

自分のストーリーには必要ないものもあるので

そんな時は気にせずにスキップします。

そういった判断も全て自分でします。

新しい創作文に挑戦しながら

同時に復習もできる、

そんな学習です。

どんどん書けるので、お話が止まらない!

想像も膨らみます。

間違いがあるのも気にする必要は全くありません。

それは大したことではないのです。

「この文はわかる」

「私は書ける」

「私はできる」

そういう体験を重ねることが重要です。

さあ、ここまでで9ページに渡ってたくさんの文章を書いてきました。

 

これを一度コピーします。

自分で書いた文章(右側)を切り、

剥がせる糊を使って

順番を入れ替えながら物語を作っていきます。

上の写真はKonatsuちゃんとは別のクラスのものです。

創作文・エッセイを書くクラスは

全部で3クラスあるのですが、

他のクラスの写真を撮り損ねてしまい

とても残念!

この時期は、教室中紙だらけになって

すごいことになります!

そうして、

上のように、起承転結のある文章にまとめます。

黄:Introduction (起)

緑:Development (承)

赤:Turn (転)

青:Conclusion (結)

この作業は自分の書いた文章を何度も読み返し、

構成を考える練習です。

 

せっかく書いても使わない文章もたくさんあります。

でも決して無駄ではないんだよ、と

お伝えしています。

 

多くの場合、

「何かが足りないな、どう終わらせたらいいかな」

オチやまとまりをつけるために

子供達は悩みますが、

 

ここからがやっとコーチの出番!

 

みんなが頑張って作った英文を

より良いものになるように

アドバイスします。

 

その際、

私は

今までに使ったことのない言葉や表現を

迷うことなく入れてあげます。

 

そして全体の流れもまとまるように

一緒に話し合います。

 

子供達は自分の英語の文章に

思い入れが詰まっていますから、

それを受け止めながら

より一人一人の思いに近づけてあげるんです。

そうして

創作文やエッセイが完成します。

 

ちなみに

子供達は

新しい言葉や表現をとても喜んで覚えてくれます。

ああ、こういう風に言うんだ!

そうか!なるほど!と顔が輝きます。

 

新しいことを学ぶって

楽しいことなんですよね。

 

そうして

自分の力の一歩、二歩

いや10歩先を見せてあげると

そこまで進みたい、って

自然に思うんです。

 

ここがチャンスなんです。

 

もちろん

生徒一人一人の性格と照らし合わせながら

按配は調整しますが、

みんな自分のストーリーやエッセイに誇りを持っています。

だからやる気マンマン。

 

なのでスピーチが完成すると

大抵一週間でほぼみんな頭に入れてくれます。

自分で考えて

責任を持って取り組んできた文章なので

プレゼンの1ヶ月前には

テキストなしで言える状態になります。

 

あとは緊張感を持って

どれだけお客様に届くスピーチにするか、

それはまた別の練習になりますが、

一人一人とても頑張っています。

 

みんなの真剣な姿、

どうぞ楽しみに応援してください。

 

今回上でご紹介してきた

Konatsuちゃんのプロセス

だけでなく、

 

初めての創作文挑戦でとっても素敵なお話を作ってくれた

Yunaちゃんのプロセス

そして

2度目の作文で、

自力で取り組み、

ストーリーの想像がどんどん広がった

Hanaちゃんの創作プロセスもご覧ください。

 

その他にも僕、私はこの方法でなくても

お話が書ける!と言って

書きながら起承転結のお話に仕上げてくれた生徒もいます。

 

別のクラスでは創作文ではなく、

社会的な問題や偉人の業績に焦点をあてエッセイを書きました。

難易度の高い英文を読み込みながら

同じように起承転結を入れ替え仕上げます。

 

小学生には難しい、と思える文でも

「書きたい・伝えたい」気持ちが先にあるので

自発的に取り組んできました。

 

全員のみなさんの過程を

ここでご紹介できないのは残念ですが

プレゼン当日にたっぷり味わっていただきたいと思います。

 

長文に最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。

Coach Mariko

 

 

つながるえいごはユニセフのスクールフォーアフリカサポーターですつながるえいごはユニセフ スクールフォーアフリカマンスリーサポーターです。

支援についての思い

コーチからのメッセージ

お問い合わせ先

つながるえいご english studio admin@tsunagarueigo.com