Ownership of Learning 学びに対する責任をもつこと

2013年10月25日 11:51

 

みなさま今日は。
 
前回の続きで「夢をもつこと」の話をしようかと思いましたが、
ちょっと中断。
クリスマス会にむけて裏話をご紹介したいと思います。
 
 
責任をもつことが前向きな学びにつながる
 
このところクリスマス会に向けて
どのクラスも準備をすすめています。
ご家族の皆様のご協力、心より感謝しております。
 
さて、この過程でMs.Marikoが最も気を付けていたのが
生徒さんたちに「Ownership」を持ってもらうこと。
 
発表内容はレベルにあわせてこちらが決めましたが、
「どうやってプレゼンテーションするか」は
生徒さんに任せています。
 
「やらされている」のではなく
プレゼンを自分のものととらえ、「自らのアイデアを盛り込む」ことで
学びに主体性を持たせることに注力しているのです。
 
英語で「責任」というとまず思い浮かぶのは「Responsibility」ですが、
こちらのばあい、「義務」「何か問題が起こった時の責任」という
マイナスイメージが付いて回ります。
 
対して「Ownership」の直接の意味は
「所有権、あるいは持ち主(owner)であること」を意味しますが、
仕事やプロジェクトを自分のものである、ととらえ、
積極的に従事していく上での「責任」という意味が
派生してくるんですね。
 
 
こんな英文を見つけたのでご紹介します。
 
A student who takes ownership of his/her learning 
becomes a driving force in his/her own education.
 
学ぶことは己の権利と責任であると捉えることが出来れば、
子供は自らの力で学習を進めて行くことができる。
 
 
driving force=推進力 とよく訳されますが、
自分自身が「最も影響力をもつ存在になる」というふうに捉えて訳してみました。
 
これって凄いことです。
つまり「勉強しなさい!」と言われなくても、
テストがなくても
自分で学習を進めて行こうとする人間になるということですから。
 
つまり「夢をもつこと」と「Ownershipを持つこと」は
同じくらい学びに欠かせないDriving Forceなんですね。
 
 
今の教育現場の実態を考えるにつけ、
生徒さんに対する私の立場は問題提起をし、
励ます存在である「コーチ」であることを最優先にしたい、
と思っています。
 
つまりいくら「先生として教え込んでも」
受け皿としての子供に「Ownership of learning = 学びへの責任感」が無ければ
時間とお金の無駄。
 
親御さん方もこういう事態は避けたいですよね。
何しろこれでは子供達が可哀想です。
本来は学ぶことは最高に楽しいことであるはずだからです。
 
ではどうやったら「Ownership」を持つことができるか。
「つながるえいご」子供クラスでは
特に以下の点に注意しながら教室を進めています。
 
1. 生徒が質問に答えるだけの教室はしない。
 生徒が質問をする、問題提起に関わる教室。
2.生徒同士のディスカッションが行われる場。
3.評価者は先生にとどまらない。
 生徒同士で評価する場。
4.自分で自分を評価する場。
5.自分に課せられた仕事がある場。
 
 
大人の場合はもうひとひねり
 
ちなみに大人クラスの場合はこれに加えて
メンタル面の大転換をはかりながらのレッスンです。
 
アインシュタインにこんな名言(Quote)があります。
 
Problems cannot be solved with the same mind set that created them.
 
問題は、それが作られた時と同じ思考状態では解決することができない。
 
つまり、問題は物の見方の大転換がないと解決できませんよ、ということ。
原発の汚染水の問題も、
まだ原発推進的思考が併行して存在する状態では
一向に解決の目処が立たないのと一緒なのでしょう。
 
英語、英会話は勉強してやっと口から絞り出すもの=ストレス
として捉えて来た方が多いのではないかと思います。
 
大人クラスでは
心地よい、思考のパラダイムシフトをポジティブサイドに促す美しい英語を沢山唱え、
日本語で生活する日常にも好作用を起こすことを目標にしています。
 
そこから学びを開始しないと、
アインシュタインの言うように「問題は解決しない。」
 
本日もおつきあい頂きましてありがとうございました。
 
 

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