自主性、でてます。 その2

2015年11月10日 18:21

 

ラグビー日本代表のHCだった

エディー・ジョーンズへのインタビューをもとに書かれた本

「エディー・ジョーンズとの対話コーチングとは『信じる事』」が

やっと届きました!

 

アマゾンで随分前に注文していたのですが、

人気で品薄だったのかもしれません。

 

今晩から読むのが待ちきれません!

 

さて、コーチングについて

語るような経験は

まだまだない私ですが、

 

それでも

レッスン中に

子供たちの自主性を感じる出来事には

事欠きません。

 

その度に

ほっこり、

「ああ、今日もいいレッスンだった」と

元気をもらうコーチです。

 

今日は10月中におこった

そんな出来事をいくつかご紹介したいと思っています。

 

*  *  *

 

今年は日常に使えるフレーズを集めた

「Dansinglish 英会話たいそう」をもとにして

ミニ劇、スキットも

お話発表の他に行います。

 

役は

ジャンケン、くじなしの

話し合いで決める事が

つながるえいごの毎度のお約束です。

 

 

MSちゃんは姉御肌で

いつも明るくみんなをひっぱってくれます。

"Please help me!"とコーチが言えば、

いつでも率先して"OK!" と

気持ちよく動いてくれる素敵なお嬢さんです。

 

今回の役決めでは、

どうしても一番セリフが多い役、それも

どちらかというと

おっちょこちょい役が最後に残ってしまいました。

 

「MSちゃんにやって欲しいな」

そんな空気が広がります。

 

それをうけて、

MSちゃんは涙をぽろり。

 

だって、プレゼンの最後に歌う歌でも

歌詞の多い役を

既に率先して引き受けてくれたのですから。

 

MSちゃんの気持ち、

コーチはよくわかりました。

 

でもコーチはちょっと待とうと思いました。

 

すると

MSちゃんと仲良しのMAちゃんが

「私、ここのセリフが短くなれば

 この役できるかも。」

とすぐさま発言。

ついさっきまで、やだ!と言っていたお嬢さんが、です。

 

その心意気をうけて、

早速コーチはセリフを書きかえてみました。

それを読んで確認したMAちゃんは

「じゃあ私がやる。」

 

 

仲間と助け合う。

協力し合う。

支え合う。

 

自分で「やります」と言える勇気。

さらに

「いやだ、やりません」と言える勇気。

どちらも同じくらい大事なんです。

 

これも自主性です。

 

別のクラスでも

似たようなことが起こりました。

 

けれどやはり

Yちゃんが、

「私、ここのセリフが気になるんだけど、

ここがなくなればできる」とかなり具体的に

提案してくれました。

 

早速コーチはその意見を受け入れて

「じゃあ、すぐビデオを作り直すね。」と

Yちゃんに告げると

彼女は自信ある様子でにっこりしてくれました。

ああ、頼もしい。

 

同じような具合で、

幼稚園生のクラスも、

役決めは話し合いのもとスムースに進みます。

 

スキットも、幼稚園生のビデオも

数週間前から見れる状態にしていて、

子供たちはそれぞれ

自宅で練習したり、

「この役いいな」

「この役のこのセリフは嫌だな」など

読み込んでくれている状態だったのだと思います。

 

だからこそ

みんながもともともっている自主性が

自然にでてきて、

円満に役決めもレッスンも進んだのでしょうか?

 

とすると、

コーチの仕事は

マテリアルや目標を

少しでも前倒しで渡してあげて、

子供たちに

心の準備をする時間的余裕をあげることなのかなぁ。。。

 

そんな風に考えました。

 

そもそも

やる気、

自主性というのはみんなもっていて、

それは

想像力や自信で醸成される。

 

であるなら、

大人がすることは

信じてじっと待つ。

これだけなのかもしれません。

 

そういえば

最初に紹介したエディ・ジョーンズの本のタイトルも

「コーチングとは『信じる事』」

でした!

 

うう、読むのがまちきれない。。。

 

ちなみに

プレゼンテーションの準備に3ヶ月をかけるというのは

英語教室として

かなり人前での発表を重視した選択です。

 

市販の教材は

1年で一冊を終らせる計画で組まれていることが多いので、

このように長い時間をかけてプレゼンの準備をすると、

時間的に余裕がなくなると思います。

 

決して今のやり方がベストだとも思いませんし、

 

できたら他のお教室と合同で、

大きい開場で

プレゼンをする経験を

子供たちに味わせてあげたいとも

おもったりもしますし、

 

もっと教材重視の発表を

短期間で準備して

やる方法もあると思います。

 

ただ、

どんなプレゼンをするにしても

ブレずに引き出したいのが

 

子供たちの

プライドと

自主性。

そして仲間と協力しあうことの大切さと素晴らしさを

肌で感じること。

 

今日は早くベッドに入って

本を読みます!

おやすみなさい!

 

 

 

 

 

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