タスクの可視化でのびる子供達

2014年11月14日 22:14

今日はとっても嬉しい事があったのでメッセージです。

 

唐突ですが、みなさんどんな手帳をお使いですか? 最近友人が気に入った手帳をFacebookでシェアしていたので、自分の手帳についてもこのところよく考えていたところでした。

 

ちなみに私はアナログ派で手帳に全てを書き込んでいるので、もし無くしてしまったらうろたえ&苦しむこと必至です。いつでもどこでも手帳は私と一緒です。みなさんはどうでしょう。

最近はスマホでスケジュール管理されている方も多いですよね。携帯電話+アドレス帳+スケジュール帳+便利アプリ等々といった多機能デバイスをもしなくしてしまったらなんて、ちょっと考えるだけでも背筋がぞっとしませんか?ああ、くわばらくわばら。悪い事って想像してもいけないんですよ、思考は現実化しますから。

 

 

ちなみにまだわたしはガラケーで、一度マナーモードにしたら解除を何日も平気で忘れる輩です。だから電話に出ない事も度々でまわりの人に迷惑をかけていますので、携帯を失くした場合のダメージは比較的小さいかもしれません。

 

脇にそれた話を戻しまして、私の手帳は佐々木かをりさんの「アクションプランナー」というものです。これにユニのジェットストリームという4色ボールペン+シャーペン機能がついたペンで色を変えながら予定を書き込んでいます。赤は子供の用事、青は仕事、緑は自分の時間、その他の記入は黒、まだはっきりしない予定はシャーペン、というように。ちなみにやっぱり手帳は赤だらけです。まだ幼稚園児がいると朝と午後の送り迎えの他に園の用事が結構ありまして、うちの年中の三女さん、はやく小学生になってくれないかなーと思うこの頃。

 

そしてこのアクションプランナーに私は「あな吉手帳」のアイデアを投入して活用しています。簡単にいうと「あな吉手帳」は手帳と付箋を上手く使うスケジュール&タスク管理方法です。友達が薦めていたのでネットで見ていたらかなり面白いのですが、わたしはやはり30分単位の時間軸で一日を捉えられる「アクションプランナー」が大好きなので、「あな吉」の付箋の使い方をとりいれながら今のスケジュール帳をより使いやすくしています。

 

手帳で大事なのは、ただ予定を記入して忘れずに用事を済ませるだけでなく、「タスク=仕事」の管理ですよね。この管理能力を最大限に高めると、あなたはますますハッピーに、そして夢をかなえる事だってできるんですよ、とこの二つの手帳は教えてくれます。

 

とくに一枚の付箋に1タスクを時間とともに記入して(例えば「ブラインドの掃除 20min.」「◯◯さんにメール5min.」のように)、実際にそれをやる時間軸にぺたっと貼るようになってから、記入済みの予定プラスアルファのタスクが可視化され、よくわかるようになって最近とてもモチベーションがあがったんです。今は手持ちのとくにどうってことない付箋を使ってるのですが、こんなにスケジュール管理が楽しいのならちょっと奮発して可愛い付箋を買おうかな?なんてワクワクしています。

 

タスクの可視化で伸びる子供達

 

さて、前ふりとうまくつながってますでしょうか、本題。

もう一度言います。今日とっても嬉しい事があったのです。

 

Yちゃんは英語を始めて9ヶ月です。ですがプレゼンテーションでは「アナ雪」のエルサ役をつとめます。歌4曲に加え、セリフも沢山あります。はっきりいって、他の英語教室ではありえないんじゃないかという分量の英語を発表することになります。

ちなみに他の生徒さんも始めてやっと1、2年ですから、この子達にとっても決して簡単なものではありません。

 

先週のレッスンではYちゃんのセリフがまだ入っていない事がよくわかったので、「ちゃんと覚えて来てね」とつい言ってしまいました。でもこれ、相当な失言なのです。だって9月からYちゃんだけでなく他の生徒さんたちも自宅でずっとビデオをみて繰り返し歌ったり声にだして来たのですから。これ以上どうすればいいのよ!ってところでしょうし、こんな時こそコーチである私が「記憶する」モチベーションを高めるサポートをしなければいけないわけです。いつも元気で表現力が素晴らしく豊かなYちゃんですが、さすがに自信をなくした様子が伺え、私はとっても反省しました。

 

 

実は、セリフを一つずつカードにして子供達に渡す事をこのレッスンの前からすこし考えていました。みんな自主練習のビデオで覚えられる飽和点に達していたのを私も感じていたからです。プレゼンの流れは完璧に把握しています。最初からビデオとテキストで全体を繰り返しみていたからです。でも「詰め」がまだまだ甘いわけです。

 

「自分が担当するセリフ、その分量、順番をはっきりと目に見えるカタチで認識して、一つ一つの苦手部分をクリアしていく」ことが生徒達にとって必要な時に来ていました。

 

そんなわけで早速Yちゃん用のセリフだけを集めてカードにつくって渡しました。

すると、なんと彼女はたった3日で21個あるセリフを発音も完璧に覚えて来てくれたのです。

 

彼女は1人で乗り越えました。私が作ったのはカードだけです。21枚あるカードを演じる順番に床に並べて、覚えたカードはひっくりかえして裏にOK!と大きく書こうね、と言っただけです。

 

覚えたのはYちゃんなんですね。彼女はセリフが床にずらっと並んでいる様子をみて、自分のタスクを可視化・体感することができました。覚えたセリフをひっくり返してOK!と書く毎に次のセリフに進むモチベーションを得て諦めずに繰り返し覚えてレッスンに来てくれたのだと思います。

 

私は目を見張りましたし、他の生徒さんもびっくりしていましたよ。「私達にもカードつくってー!」と。はいはい、喜んで作りますよ。皆が覚えるためならなんでもやります。喜んでやらせていただきます。Yちゃんの努力に感謝です。また学ばさせて頂きました。今日は本当に涙が出そうでした。

 

いつもメッセージで書いているような気がしますが、私はこの「試行錯誤」を「何度も重ねる」ことを子供達に経験して欲しいと思っています。「試行錯誤」は子供達の宝になります。土台になります。「試行錯誤」があるからこそ失敗を恐れずに英語が話せるようになるのだと思います。この土台の上に言語としての英文法や単語という知識をどれだけ積み重ねて行くか、そのためにどんな努力をするかは結局本人がきめる話なんです。

 

私はやっぱり今日も先週もその前も生徒さん達には英語を教えていないと思います。彼らが英語を真似して自分なりに試行錯誤していくのを励まし、練習メニューをつくっているコーチです。

 

Yちゃんの頑張りに勇気づけられた素敵な今日に感謝です。

Coach Mariko

 

 

 

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