中学受験は 「どれだけ楽しく踊るか」

2017年09月20日 17:40

やっと夏休みも終わり、

保護者の皆様、お互い長い長い夏を乗り切りましたね。 

お疲れ様でした!



生徒の皆さんも様々な経験をされたようです。

レッスンでは

夏休みに何をしたか、

どこに旅行に行ったか、など

みんな競ってワイワイいろんな話をしてくれました。


そしてみんな背が伸びました!

雑草と一緒にしたら申し訳ありませんが

(私、雑草loveです)

この時期の子供は内側も外側もぐんぐん伸びる!

子供達の顔を見るのが本当に楽しいです。



毎年夏休みのレッスンはいつもと雰囲気が変わります。

前半クラスの子はレッスン開始が朝なので、

挨拶がGood morning になりますよね。


そして

振り替えレッスンのお子さんも多いので、

別のクラスのお友達と触れ合う機会もあります。


さらにサマースクールでは

高学年の子と低学年の子が一緒にレッスンを受けることもあり、

そんな時はレッスン内容に随分頭を悩ませましたが、

高学年の子には

ゲームやアクティビティの司会を全てしてもらいました。

英語でずっと喋りっぱなし、

というシチュエーションを作ることで

彼らのレベルに合わせた練習になるよう

心がけました。



しかしながら

コーチはさすがに夏休みが終わって直後の土曜日、

全く何もする気が起きず、

布団の中で本を読んだりネットを見たりと

一日だらだら過ごさせてもらいましたよ。


そうしたら

すぐあれこれしたい気分になりました!




さて、9月13日の10:00から

中学受験に関するお話会を

昨年に引き続き開きました。



お教室にきてくださっている生徒さんにも

受験を予定されていたり

ご興味がある方も多くいて、

ご相談いただくケースが多くあります。

 

今回は都合がつかなかったため

是非また機会を作ってくださいというお声も色々と頂いて、

みなさんの関心の高いことがよくわかりましたので

お話会の中の一部ではありますが

シェアさせていただきます。

 

本当にささやかな我が家の体験談が

どれくらいお役に立てるかわからない中での、

ぶっちゃけ本音トークの

お話会です。


 



塾の話だと、

受験ありきでしか物事を考えられませんし、

人間ですからどうしたって

なんでもいい方に物事が進むよう想定してしまいますよね。


そこで、

お話会では受験の陰の方をより強調してお話ししました。

なぜかというと、

親御さんには

お子さんたちを全力で守って欲しいから!

敵を知らなくては

守れませんもの。

 


当然ながら世の中の全ての物事と一緒で

受験には光と陰があります。



いいこともありますが、

それだけではありませんよ。


逆に言えば

大変なこともあるけれど

いいこともある!



でも、後から振り返ってみて、

良かったと思える受験にするには

親の心構えと努力が不可欠なんです!



ここが、私が一番強調した部分。

スーパーブラックトークで攻めました。



何せ未来の明るい成長期の子供たちを

一回のペーパーテストで合否を決める。

それが中学受験ですよ。



そういうシステムを

学校も親も塾も

当然のものとして、

受け入れている。

そして子供にも受け入れさせている。



いや、

塾や学校は教育&ビジネスですから

立場は親とは違いますよね。



だから、親は踊らされてはいけません!


中学受験をされるのであったら

「どれだけ踊らされないか」

もしくは

「どれだけ楽しく踊れるか」

が私は大事だと思っています。




ほとんどの場合は

子供は親の意向で

受験を決めます。



そして

6年生になると

全く暇な時間は無くなります。



受かればいい、とか

少しでもいい学校に行けば

あとが楽、とか

打算的な考えで

心構え無くしてレールに乗ったら

親も子も疲弊すること間違いなし。


その疲弊が何年も尾をひくこともあるし、

大人になっても影響することも多いにあるんです。


目を逸らさないで欲しいです。



不登校や、いじめ、若者の精神疾患など、

日本の社会を俯瞰すると

とても生きにくい社会であることに

悲しくなります。



再び言いますが、

これらの問題は他人事ではありません。



子供の人生は先が長いのですから、

小さいうちに結果を出すことを

要求してはいけないということを

しっかり心にとめて欲しいと思います。




私たちの時代もそうだったかも知れませんが

日本の多くの大人は

子供を

早期に仕立て上げようとするあまり

小物の大人を作り上げていると思います。

その方が、楽だからですよ。

待って見守る方が勇気が要りますから。



私が中学受験で一番気にかかるのは精神的ストレス。

それは保護者である大人にとっても。

そしてふるいにかけられる子供にとっても。



強調したいのは


子供にとっては

この時期にしかできない

子供らしい遊びができないこと。



暇がないこと。



子供にとって、ぼーっとする時間はとても大切なのだとか。


ボーッとする時間というのは

学校や日々の生活で学習した内容を

脳が統合したり処理することに費やす

大変貴重な時間だからだそうです。



それだけではありません。



空想したり


想像したり、


創造したり。。。



子供の専売特許とさえも言える

かけがえのない世界ではありませんか。



これらも


ぼーっとする時間が不可欠な

脳や心に大切な学習です。




もう少し全ての子供の内側に存在する、

成長しようとする力を


信じて

見守る、

そういう教育だったら、


未来の大物がどんどん育つと

思います。




だからこそ、

中学受験をすると保護者の方が決めたのなら

とことん学習を楽しいものにしてあげて欲しい。



「やらなきゃいけない」「やりなさい」


ではなくて


「あ、それ知ってるんだ。


じゃあこれはどうなんだろうね」と

一緒に地図や辞典を広げて見る。


学習した内容に興味を持ってあげて

大人の視点で

こんなこともあるんだよ、と

より広げてあげる。

想像を促す。



今日は塾に行って、

塾の宿題もして、

夜寝るのが11時になって、

明日の朝は小学校に行く前に学校の宿題をして

学校から帰ってきたら

またその繰り返して。。。。



これは受験のルーテインで

ある程度仕方ないのかもしれないけれど、

新しいことを学んだり、

知れたり、

いろんなことを考えるのが楽しい!


そんな風に、



受験のプロセスを

知的な遊びにどれだけ近づけてあげられるか、


ぜひそういう細かな配慮を

この成長期のお子さんに

してあげてください。


さらに


頭ごなしに指示するのではなく、

子供を小さい大人として見つめ、

話し合い、

コミュニケーションをとりながら

受験に取り組んで欲しい。

 


あまり子供を「いい子」にまとめ過ぎないように


そこそこ12歳の子供であるということ


そこを忘れずに!


素晴らしい経験になりますよう


応援しています。

 

お話会の一部ではありますが、

シェアさせていただきました。

 


これから10月に行う個別面談でも

ご質問などありましたら大歓迎です。

お子さん方の家庭でのご様子を伺ったり、

英語の練習の仕方の確認など、お互い実り多き機会になるよう

楽しみにしております。

 

保護者の皆様にとりましては

貴重なお時間をいただくことになりますが、どうぞよろしくお願いします。

 

Coach Mariko



 

つながるえいごはユニセフのスクールフォーアフリカサポーターですつながるえいごはユニセフ スクールフォーアフリカマンスリーサポーターです。

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