伝えたいことをみつけること

2015年10月10日 19:07

年末のプレゼンテーション準備が始まって

随分と時間が経ちました。

 

去年のアナ雪のプレゼンを経験したお友達は

「今年は何をやるの?」と

早々に楽しみにしてくれていて、

9月になったら渡そうと思って準備していた教材を

私も待ちきれなくなって

結局随分と早めに渡してしまいました。

 

しかしながら

まだまだ新しい教室ですので

英語経験1年未満の生徒さんが半分以上です。

 

その子たちに

自分でお話を書かせて、

さらにこのプレゼンさせるの?と

自分に激しくツッコミを入れたくなることもありますが

 

子供たちの

「やるやる!できるー!」の反応に

大きな勇気をもらって

進めて来ました。

 

詳しい内容はプリントや

こちらにありますが、

 

コーチとして一番気を引き締めているのが

スケジューリング。

 

出来ればそれぞれのお話を

予定より早めに仕上げて、

各自のビデオを作ってあげて、

練習する時間を1日でも多くとってあげたい、

と思っていました。

 

が、既に半分以上の子が

スケジュールを大幅に上回って

素晴らしいお話を書き終えていて

練習に入っています。

 

みんなそれぞれ

自分の書き上げたお話に

プライドをもっているのが

ひしひしと伝わってきます。

 

自分で書いたストーリーなのですから、

堂々とプレゼンしたいでしょうし、

そのために一生懸命練習するはず。

 

前回のメッセージにも書いたように

 

「『伝えたい』気持ちが言語習得を後押しする」

 

そう思います。

 

コーチの狙いはそこです。

 

だって、日本語で物語を書く機会だって

そうそうあるわけではありません。

それを学んですぐの英語でやるのですから。

みんな凄いですよー。

 

 

加えて

コーチがみんなに味わってもらいたかったのは

外国語は真似をすることからはじまる、

ということ。

 

それは

話すときだけに当てはまるのではなく、

文章を書くときも一緒なんだよー、

というごくごく単純なことです。

 

1960年代から

英語教育の重要性は唱えられていて、

学校でも、学校外でも

多くの時間とお金を費やしているのに、

なぜか英語のレベルは

いつまでたっても世界のボトムにある、

という摩訶不思議な我らが日本。

 

多くの日本人が

「英語」というと不必要に身構えて

使いこなせていないという現状ですが、

 

でも

「英語を学び始めてすぐだけど、

取り組んで来た26冊の本を参考にしたら

自分だけのお話ができちゃった!」

 

そんな達成感をどんどん味わってほしいと思っています。

 

実際に

プレゼンではしませんが、

もっとお話が長く続いてしまっていて、

まだ書き続けている、という

ツワモノCちゃんもいるほどです。

 

そもそも言葉って、

 

使ってなんぼ、

伝えてなんぼ、

 

なんですから、

勉強しているだけでは勿体ないですよね。

 

 

さて、

まあそう申してもハードな課題には変わりないのですが、

 

教える先生としてではなく

「コーチ」としての私の役割は、

みんなが気持ちよく挑戦できるような

工夫を随所に凝らすこと。

 

例えばコーチの手作りの

Sight Word Readers Notebookに

文章を書く事から準備は始まるのですが、

 

「英語で文を書く」ということが

そもそも初体験、という多くのお友達が

少しでも取り組みやすくするために

 

26冊の本全ての表紙を入れて、

それぞれの本一冊につき1文を書いていく、

という宿題に少しでも向き合いやすいように、

心を込めて作っています。

 

その後

大きな包装紙に

書いた文を切り貼りして

文の構成を考えるのは

 

子供たちにとって読みの練習になるだけでなく、

英語をそのまま理解して

起承転結を考える力をつける練習です。

これはきっと

日本語で文を書く時にも活かされる練習でしょう。

 

さらに切り貼りすることで

何度も文を書き直す作業を最小限にしています。

 

英文を書く事は

まだ殆どの子供たちにとっては

時間のかかることであり、

 

その作業をミニマムにして

生徒達の負担を軽減するという意図もあります。

 

そして出来上がったお話は

即刻タイプしてプリントし、

お渡ししています。

 

書き慣れていない自筆の英文を読むのは

子供にとって難しいですよね。

 

この段階でお話を最終チェックして

さらに生徒さん1人ずつのお話を

アフレコしたビデオを作成しています。

 

週一回の限られた時間の中で、

一人一人のお話づくりをサポートして

教材を作るのは

かなり負担のある作業です。

 

もし「来年のプレゼンでもできるか」

と質問されたら、

同じように出来るかは

正直わかりません。。。

 

が、

でもそれだけの価値がある、

そんな作業でした。

 

正直言って

ここまでする英語教室は

日本中探してもそうないはずだ、

と自信を持って言えます!!

 

みんなついて来てくれてありがとう。

そしてご家族の皆様のご協力にはいつも感謝しています。

今後がますます楽しみです。

 

  

 

 

つながるえいごはユニセフのスクールフォーアフリカサポーターですつながるえいごはユニセフ スクールフォーアフリカマンスリーサポーターです。

支援についての思い

コーチからのメッセージ

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