冠詞考察その①

2016年06月05日 13:15

唐突ですが、

コーチは英語の「冠詞」と「加算/不加算名詞」 が苦手です。

冠詞article(s)

には、

①不定冠詞 a/an (時にsome,any)

②定冠詞 the 

③無冠詞  (固有名詞'Japan'や慣用表現 go to 'school')

の3種類があります。

 

そして名詞には 

①加算countable 単数形 an apple 複数形 apples

②不加算uncountable water, air, right...

などなどがある。

 

なんだかそれほど難しくなさそうに思われるかもしれませんが、

何を隠そう、コーチが英語を使う中で、一番悩むのが冠詞と名詞の加算/不加算なんです。

 

そもそも、英語を操る上で、

日本人が一番苦手なのがこれらなのではないでしょうか。

なぜかというと、日本語の名詞に加算・不加算の区別がないから。

 

もし英語冠詞や名詞の数の表し方について

あまり気にしたことないなぁ、

なんとなく適当に使っている。。。

と感じられたら、

気にならないのは

貴方が羨ましいくらいの英語ネイティブ

だからか、

気にならないのは自分だけで、

貴方の英語を聞いている人はあれれ?と思う瞬間が

きっとあるはず、

なのです。

そんな風に考えると

なんだかドキドキしてしまいますよね。

 

時々新聞の下部にある書籍広告で

「英語はこれだけマスターすればOK」

「冠詞は気にせず全てtheで通す」とか

めちゃくちゃな本の広告があったりします。

 

英語を使うのに躊躇するくらいだったら

あたって砕けろの精神はオッケー!

 

なのですが、

実は冠詞が曖昧だと

聞き手は話の前後関係までわからなくなる。。。

 

冠詞は円滑なコミュニケーションの中では

決して侮れないとても大事な要素であります。

 

しかしながら日本の英語教育の中では

まだ冠詞の理解が軽視される傾向が

今でもあるようです。

私の推測だと、

それは先生にとっても苦手だからですよ、

きっと!

へへ。

 

今から20年程前、

フィリピンの学校へ給食を届ける支援プログラムがあり、

英訳をするボランティアを

ほんのちょっとだけ

お手伝いしたことがありました。

 

そして書き上げた後、

知り合いの英語ネイティブにチェックしてもらいました。

すると彼が言ったのは、

「日本人は、冠詞の使い方がなっていない。

冠詞がちゃんと使えていない英文をみると、

すぐ日本人の英語だな、と思うんだ。」

 

彼の奥さんは日本人だから、

よけいによく私達日本人のクセに気づいていたのでしょう。

わたしも彼の言う通りだぞ!と気付き、

その後から英語を書く度、冠詞や名詞の加算・不加算の

使い方に頭を悩ませる事数十年。。。

 

未だによく???と自信を失い、

知り合いのネイティブに尋ねると

「なんとなくそうだから」

と、なかなか文法的にしっかり説明してもらえず、

悶々とすることがあります。

 

もちろんそれは先ほども書いたように、

日本語には名詞における数について大方不問だから。

だって、物を伝える時にその数まで勘定に入れて話した事ない。

なんだか英語って面倒だなぁ。。。

なんて思いますよね。

 

でも面白い事に

英語では姉妹はsisterで兄弟はbrother。

年齢は関係ない。

 

翻って日本語では姉、兄、妹、弟というように

上下関係が重んじられる文化があることがわかりますよね。

 

きっと日本語を学ぶ外国の人にとっては

「年が上とか下とかどうでもいいじゃない!

目上の人への敬語の使い方や

自分を謙る謙譲語を覚えるのが大変!」

そんな悲鳴が聞こえてきそうです。

 

言語は文化を表す、と思うと

つくづく興味深いものですね。

どうして冠詞の話になったかと言うと。。。

また次にお話したいと思います。

 

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