弱みを強みにかえる

2015年11月30日 13:30

 

 

先週末は十数年ぶりにラグビーの試合を見に行ってきましたよ。

それも静岡まで!

第一試合の東芝xホンダの試合はキックオフに間に合わなかったので、

リーチマイケル選手のプレイは見逃しましたが、

日本代表の大野、広瀬、三上、湯浅選手の勇姿を見る事ができました。

第二試合のヤマハ戦はもちろん五郎丸選手。

7本中6本のキックを成功させるところを間近でみれて

家族全員で興奮しました。さすが世界で認められたキッカーです。

次は間近で応援できる秩父宮に行ってきます!

 

ラグビーは非常に危険で、さらにルールが複雑なスポーツです。

そんなわけで随時ルール改正がなされているんですよ。

私が学生時代に観に行っていた頃より、

沢山変更された点があって、圧倒的に迫力とゲームの面白さがアップしたように思います。

現状に満足せず、常に改革を行い続ける姿勢がいいですね。

 

 

さて、前回はコーチのスポーツおたくな一面をさらけ出してみました。

 

 

でも私は決して「強い」選手ではなかったんです。

 

ちなみに私はバドミントン、ソフトボール、テニス、バスケットボール、長距離走

アルティメットフリスビー、ダンス、ウィンドサーフィン、ヨガ。。。。

こう振り返ってみると、様々なものに挑戦してきました。

 

今回のメッセージ弱みを強みにかえる

みなさんにむけて、というよりも

3度目のプレゼンテーションを控えて、私が

どんな気持ちで子供達を見つめているか、

どんな気持ちで応援しているか、

感じてもらえれば嬉しいなと思い書いています。

 

コーチは既に申し上げたように

スポーツを観るのもやるのも好きで

一度はまると

脇目もふらず、いっぱい遊んできました。

 

でも葛藤も経てきました。

 

だって、試合の大事な局面では

踏ん張れない、

頼りにならない弱い奴だったからです。

 

練習も一生懸命やるし、

結構器用で上手い自信はあるのに

なぜか試合になると

自分が、いや

もしくは周りが期待する程の活躍ができない。

 

とくに力が拮抗している相手や、

格段に力の差がある相手に

かじりついて行くガッツが出てこないのです。

 

試合になると弱い。

粘れない。

どうしてなんだろう。

 

仲間が気づいていたかどうかわかりませんが、

そんなふうに密かに思っていて、

少しずつですが、理由がわかってきました。

 

私は「上手く」なりたい。

競技をマスターしたい。

でも「強い選手」になって「勝利」することは目標ではなかったのです。

 

こうはっきり書いてしまうと

やっぱり情けない性分な気がしてしまいます。

でも、

「敗戦」は残念には思いますが、

すごく悔しいか、と聞かれても

うーん。。。。

それほど気にならないのです。

 

強い選手は当然のことながら上手さも追求するでしょうが、

彼らの一番の目標は「勝つ」ことです。

さらに上手さ、綺麗なプレーは脇に置いて、

泥臭いゲームをしてでも、

「勝利」という目標のために戦略を立てられる人達です。

 

私、「勝つ」ことに対するこだわりが

とても薄いせいで、

戦略やセットプレーなどがなかなか頭に入らない。

相手、敵チームを分析して、

弱点を突く能力がないんですね。

 

スポーツで、とくに日本の部活のような場で

「勝利」を手放すって

負け犬的で、

きっと今の学生さんたちも

大きな声では言えないことだと思います。

 

でも腹の底から湧いてくるような

「勝ちたい」「負けたくない」という強い思いは

きっと自分という人間からは出てこないのかも、

そんな気がしました。

 

だから、

少しずつですが

ひっそり「勝ち」を手放してきました。

 

そもそも「戦いたくない」のだから

「勝利」にはこだわれないけれど

苦楽をともにしてきた仲間のために

精一杯自分のプレイに集中した。

 

そうしたら、少しずつ楽になったような気がします。

 

やっぱり、仲間がいるから頑張れる、

当たり前のようですが、とっても幸せなことだと思います。

 

そんなわけで、

スポーツを通して、私は

勝敗やスコアといった相対的な価値観を目標に励む「選手」であるよりも

むしろ

自分自信の基準で成長を目指す「職人・アーティスト」肌なんだなぁ、と

なんとなく気付きました。

 

 

幼稚園も小学校も中学校も好きではなかった私ですが、

とくに運動会は大嫌いでした。

 

運動会って

競争しているところを

まるで見せ物にされているようで

とても居心地が悪かったのです。

でも周りの子はやる気満々にみえたので

わたしは辛くても楽しんでいるふりをしていました。

 

今でも運動会に参加している子供達を見ていると、

私みたいに嫌な気持ちで

過している子がいるんだろうな、と

昔を思い出して切なくなります。

 

ちなみにコーチは小学校の6年間

ずっとリレーの選手だったのだけど、

 

足が速ければ楽しいんだろうな、とか

そういうのはつくづく関係ないのだと思います。

 

そんなわけで、

勝敗が関わると

勝ちをとりにいけない私ですが、

今こうして英語を子供達に教えている今は

その弱みがきっと強みになると思っています。

 

 

自分のことを「コーチ」なんて呼んでるし、

プレゼンのためにみんな頑張れ!って熱血で

勝ちをもぎとりにいくタイプだと思うかもしれないけれど

実は目の前のことをコツコツやって、

少しずつ積み上げて行く

職人肌なんですね。

 

そして数字のスコアや勝敗を目標にできない性質。

でも、楽しいな、と思ったらとことん一直線です。

 

だから、

子供達一人一人の目指すところがあって、

そのベクトルはバラバラであっても、

目の前の事に一つずつ取り組んで積み上げて行くことの大切さ、

そして仲間に感謝し、大切にする気持ちも

自分の経験から伝えていけるのではないか、と思います。

 

さらに、人には言えないような複雑な感情が

(「本当はプレゼンなんてなければいいのに!」とか)

子供の心の奥底にあるのでは、と

思いやって、サポートしてあげられるバックグラウンドも

少なからず持っていると思います。

 

じゃあ勝ちにいかないのに、

なぜわざわざ沢山練習して大変なプレゼンをするのか。

 

成果をだすため、というようりも

成長するためです。

 

成長した先に見える違った景色を

子供達に楽しんで欲しいから、

そしてブレークスルーしたあとの爽快感を体験して欲しいから。

 

次回もこんな話を続けたいと思っています。

 

つながるえいごはユニセフのスクールフォーアフリカサポーターですつながるえいごはユニセフ スクールフォーアフリカマンスリーサポーターです。

支援についての思い

コーチからのメッセージ

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