自分の声を聴こう

2017年11月01日 13:47

今週は久々に教室が一週間お休みです。

このお休みを利用して

コーチはプレゼンの準備にあれこれ頭を悩ませている最中です。

みんながどうやったら喜んでくれるかな?

どうやったらownershipのある学びになるかな?

と考えるときりがありません。

でも、楽しいですよ。

 

さて、

先月の個人面談でお母様方とお話ししている中で

「うちの子、ビデオを見るばかりで、

ちっとも声に出して繰り返さないんです」

というお悩みを

たくさんいただきました。

 

そう、そういうお子さん少なくないです。

でも、レッスンをしていて気づくのは

声に出して練習している子の伸びが

ずっと早いこと。

 

十人十色、ですから

みんなが同じ練習方法ができるとも思いませんが、

そもそも

コミュニケーションする「言語」を身につけようと

しているわけですから

声を出すことを

避けては通れません。

 

だって

ピアノの楽譜を一生懸命見つめながら

誰かが弾いている音を聞いても

上手くなりませんものね。

 

英語も声に出して、初めて練習になります。

 

英語を話すには

呼吸や筋肉のコントロールを

無意識にできる領域に持っていくまで

しっかり練習する必要があります。

 

脳で理解するよりもまず

体で覚える方が

ずっと自然なものであること

よく理解していただきたいです。

それにはとにかく

声に出す。

 

ほっぺたにたこ焼きを二つ作って

(口角を上げます)

腹の底から声を出しましょう。

 

特に英語を練習している大人の方や

音読に慣れて

スラスラ初見で読めるようになった生徒さんは、

「目力」にも注意しましょうね。

 

「目は口ほどにものを言う」と言うのは本当です。

 

音読しているので、

視線はテキスト上にありますが、

「第三の目」(眉間よりちょっと上あたりかな)に意識して

そのサードアイで

遠くの人に視線を送るようなイメージを持ちながら

しっかり伝えきる気持ちで音読すると

実践に向けて

とてもいい練習になります。

 

何れにしても

日本語をしゃべる時よりも

ずっと疲れるはずです。

 

なぜなら英語の発音を正しくしようとすると

腹式呼吸になるし、

舌の筋肉も

口周りの筋肉も

しっかり使わないと話せないからです。

 

なので

お家で練習している時に

負荷を感じていない場合は

練習の仕方に問題がある可能性があります。

 

そして

呼吸の浅いお子さんも最近多いですが、

口呼吸は様々な病気や体調不良の元になりますし、

口呼吸の傾向のあるお子さんは

ぜひ少しずつ直して

深い呼吸ができるようにしていきましょう。

 

そんなわけで、

声に出して繰り返し練習することの重要性は

以前からもメッセージに書いてきたと思いますが

2013年9月のメッセージ

日本語を喋っている調子のまま

英語を話そうとしても伝わらない、ということ

しっかり覚えておいてくださいね。

 

いつも言ってますが、

スポーツに取り組むような意識が

英語学習にも大事です。

 

ただ、こう盛りだくさんで

練習のポイントを挙げると、

ご家族の方に「もっとこうするのよ」なんて言われたりして

子供のやる気も低下したり?

そのあたりのさじ加減、

難しいですよね。

 

と言うことで。。。。

どうやったら声に出す練習が苦手な子が

挑戦してくれるようになるかと

頭をひねりました。

 

そうしたら

コールセンターの人がつけている

マイク付きヘッドフォンが思い浮かびました。

 

あれをパソコンにつけて練習に使ったら

格好良くないですか?

 

うちの子供も食いつきそうなので

早速買って見ました。

試してみると集中できそうでいい感じです。

ですが、あれ?

聞こえてくる自分の声はいつも通りです。

 

やる前から若干想像はしていましたが、

やはり自分の声は

ヘッドフォンを通して聞こえてこない。

 

PC経由でビデオの音声と自分の声が

ヘッドフォンから同時に聞こえてくれば

お手本と自分の発音の検証・聴き比べをして

正しい発声や発音、アクセントに

自力でたどり着く練習が

やりやすいと思ったのですが。。。

 

結局マイクで話した自分の声を

ライブでヘッドフォンで聴くには

種々設定が必要で

さらにグッズを買い足し

調べまくってトライし続けましたが

諦めました。涙。。。

 

なんだかMacbookのオーディオ設定では

もともとできない仕組みになっているようで。。。

ずいぶん勉強になりましたが。

 

Windowsではできるような噂が。

うちはできましたよ!と言う方

ぜひ教えてください!

 

マイク付きヘッドフォンは千円以下で

手に入ります。

自分の声はヘッドフォンを通さずとも

しっかり聞こえますので、

お子さんも気分が上がって、

声が出しやすいと思いますよ。

ぜひお試しあれ。

 

人前で話すのが大好きなお子さんは

マイクスタンドなど用意して、

立って音読すると、気分も上がります。

 

そう、私がオススメするのは立って音読すること。

しっかり足を踏ん張って、

いい姿勢で読むと、

視線が下に落ちず

声もハリのあるものになります。

 

座って練習する場合も、

背中が丸くならないよう、

ぜひ姿勢に気をつけましょうね。

 

このメッセージのタイトルは

「自分の声を聴こう」になってますけれど、

大きな声で話す、というのは

すなわち自分の声を聴くことに直結します。

 

そうすることで、リスニング力も上がるのです。

 

自分の声に向き合うことで

自分の弱みや改善点に

気づくことができる。

できるまで練習し、粘る。

そんなしつこさや、やる気といった

grit(グリット)が

学習やスポーツ、日常生活や仕事などで

成果を上げ、達成感を得るために

大切であることが

様々な調査でわかっています。

 

慌てずに、一歩ずつ、

お子さんの成長を見守ってくださいね。

 

さて、

今年も英検Jr.、英検にたくさんの子が挑戦してくれて

素晴らしい結果を残してくれました。

英検実績はこちら

 

次回チャレンジしたい、と言う方、

英検Jr.に新しいフィーチャー

発音認識機能が付きましたよ。

 

発音が正しくできていると

Good! と教えてくれるので、

声に出すのが励みになりますね。

 

うちの教材にも音声認識機能を入れて

自宅練習の際にAIに判定してもらったり

その練習記録を共有できたら

教室ではもっとグループワークやアクティビティに費やす時間が増えるなと

考え出すと止まりません。。。

 

自分でアプリを作って、

音声認識プログラムを作って埋め込むと言うような作業になりそうですが

しばらく夢想することにします!

Coach Mariko

 

 

つながるえいごはユニセフのスクールフォーアフリカサポーターですつながるえいごはユニセフ スクールフォーアフリカマンスリーサポーターです。

支援についての思い

コーチからのメッセージ

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