花を見て思う事

2016年04月09日 20:45

桜満開の春ですね。

子ども達も新入学、新学年のスタートを切って

それぞれの小さい胸に

ドキドキやワクワク、

小さい頑張りや

がっかりしたこと、

お母さんに伝えたい事、

お母さんには言いたくない事。

 

様々なキモチを抱えて

日々を過ごしている事と思います。

 

家で一緒にすごしていると

つい

自分の子どもの事をよくわかっているように

勘違いしてしまうこともありますが、

 

子ども達は

親からすこしずつ離れて

私達の視点からは窺い知れない

自分だけの新しい世界を築いているんですよね。

 

大人でいると

良い事も悪い事も

つい当たり前だと思って

感性が

少しずつ、

きづかぬうちに

鈍ってしまうけど

 

子ども達は彼らなりに

日々のささやかな出来事に立ち向かって

対処する方法を

すこし身につけているんだと思います。

 

心から応援しています。

 

そういえばこのまえ

子どもの小さな発見に対する

自らの鈍感さで

身につまされる思いをしました。

 

春休みに、

羨ましいほど自然一杯な地域で

毎日元気に遊んでいるお友達宅に

お邪魔したときのことです。

 

日頃インドアなわが家の娘達も

お友達と裏の山や車の心配のない往来で

思いっきりあそんでいました。

 

そんなとき、

喉が渇いた子ども達が

ワイワイと

室内でお茶をしている母たちのところへ

「めずらしいタンポポみつけたよ!」と

花弁が白のタンポポをもってきてくれました。

 

茎は花の近くで手折られ、

汗ばんだ子どもの手にしっかりにぎられていたせいか、

とったばかりのタンポポは

もう花をとじかけてしおれています。

 

テーブルにぽんっとおかれた

しおれてちょっぴりみじめな

その小さい花の姿をみて

 

「なんだ、ただの白いタンポポか」と

私はまず思ってしまったんですね。

 

でもオトナですから

「わぁー、すごい。良く見つけたね。」と

心より口がまず先に反応してくれます。

このへんは慣れ・経験ですよね。

 

でも、ふと

「白いタンポポ」をみつけて

びっくりおどろき、

母たちにも見せたいと

つんで走ってきてくれた

その純粋さにキュンとしました。

 

 

残念ではあるけれど

子どものような心で

道ばたのタンポポをゆっくりながめて

白いタンポポをみつけた、と

驚いて喜んだりする事は

私にはもうできないかもしれないんですねぇ。

 

でもぎりぎりではありますが、

子どもの素直な感性に

はっとさせられて

ささやかな幸せを

引き出してもらうことができた。

 

小さい人達の心のヒダが捉える

みずみずしい感情を思いやって

尊重してやる。

 

そんな努力は

忘れずにしていこう、

そう強くおもいました。

 

 

植物つながりで

もう一つ、別のお話。

 

2週間くらい前、

庭に出ると

何ともいえない甘い、新鮮な香りに心を奪われました。

最初、

水仙かな?と思い庭を見渡しましたが、

もう彼らの時期は終っている。

つま先立ちして、

ご近所さんのお庭にも目をやりましたが、

香りの出所はさっぱり見当がつきません。

でも決して人工ではない、

自然だけが作り出せるフレッシュな芳香なんです。

 

その日はなんだかきつねにつままれたようなキモチで

家にはいりました。

 

一週間程してふと窓の外に目をやると、

庭の梅の木に小さな実が沢山ついていました。

そしてやっと気づきました。

あの香りの正体は梅の実だったんです。

 

慌てて外に出てみると

一週間前のあの日、

心を奪われたような

新鮮な香りを

感じることはできませんでした。

 

もしかして、小さい実が

今こそ、と

ふくらみ始める時に発する

生命の発露が、

強烈な香りとして私に届いたのかもしれません。

 

梅の花や、大きくなった実の

爽やかな香りが大好きで

毎年楽しみにしていた私ですが、

実がまさにふくらみ始める瞬間も

魅惑的な芳香を放つんですね。

 

灯台下暗しとはいいますが、

灯台は上も暗いのです。

 

周りをしっかりみているつもりでも、

自分の真上にあった梅の木を

見上げる余裕が心になかったのでしょう。

 

見えないと見ない。

見えていても、見る事ができない。

知っているつもりで知らない。

知ることに終わりはない。

すべては受けとめる側の心構えなんです。

 

自然も子ども達も

こちらがしっかりと目を見開いていないと

気がつかぬうちに

成長する。

それは決して悪い事ではないけれど

彼らの一つずつの歩みに

寄り添う事が

私自身の日々の幸せにつながるのかな、

と思いました。

 

ちなみに

しろばなたんぽぽ(白花蒲公英)は西日本に多く見られるそうです。

花言葉は「私を探して、そして見つめて」

 

そう、あの花は私に贈られたプレゼントだと思っています。

 

4月からつながるえいごに

新しい仲間が増えました。

私の可愛いタンポポさん、梅さん、お花さんたちとしっかり向き合って、

その子にしかない素晴らしいところを探して、

しっかり見つめていってあげたい。

 

そう強く決意するコーチです。

 

新しい教材、新しい仲間、新しいレッスンスケジュール。

落ち着くまでみんなもちょっと時間がかかるかもしれないけれど、

でも必ず慣れるものです。

 

焦らず、でも宿題と持ち物は忘れず、

楽しくレッスンに取り組みましょう。

 

 

 

 

 

 

つながるえいごはユニセフのスクールフォーアフリカサポーターですつながるえいごはユニセフ スクールフォーアフリカマンスリーサポーターです。

支援についての思い

コーチからのメッセージ

2018年10月15日 17:06
2018年09月03日 13:31
2018年07月20日 12:21
アイテム: 4 - 6 / 76
<< 1 | 2 | 3 | 4 | 5 >>

お問い合わせ先

つながるえいご english studio admin@tsunagarueigo.com